日々の楽しみを見つけるブログ

カフェ、おやつ、読書、ダイエットなど、日々の出来事を書きたいと思います😃

「本が紡いだ五つの奇跡」を読んで涙。

読書中にじんわりと心を動かされることはよくありますが、涙が出るほど心に響いてきたのは久しぶりです💓

最近読んだ小説、森沢明夫さんの「本が紡いだ五つの奇跡」。


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1冊の本に関わる物語で、5つの章がそれぞれ違う人物の視点で描かれています。作る前から読み手に渡るまで、物語が繋がっています。

「第一章 編集者 津山奈緒」「第二章 小説家 涼元マサミ」は、小説を依頼する編集者、それを受ける小説家の物語。2人のやりとりがそれぞれの立場から描かれていて、面白かったです。

面白さもありつつ、2人の背景にじわじわ心を動かされていたところに「第三章 ブックデザイナー 青山哲也」。病気が見つかり余命宣告をされたてっちゃん(青山哲也)。隠していたけど、妻のしーちゃんがそれに気づいてしまう。普段はあまり感情を出さない、冷静なしーちゃんが声をあげて泣く。でも、それによって、てっちゃんの心の中の石は溶けていく。

私は涙が溢れて、止まりませんでした。

家だったので、我慢せずに泣けてよかったです。

「いまの『ふつう』が幸せ」という、しーちゃんの言葉を読み、自分の今を考えてみました。旦那さんと日々笑いながら過ごせている、その「ふつう」が幸せなことだと再認識しました。

「第四章 書店員 白川心美」「第五章 読者 唐田一成」は小説が出来上がってからの物語。こちらも引き続きウルウルしながら読みました。

人が抱えるさまざまな悩み、苦しみ、寂しさ。本の内容や人との繋がりがそれを少し楽にし、前を向かせる。素敵な小説でした😌

森沢明夫さんの小説、大好きです。風景の描写や登場人物の感情には、私が初めて出会う表現が多くあるのですが、どの描写もイメージしやすく、物語に入り込めます。自然がたくさん出てくるところも好きですし、他の作品と繋がっているところも面白いです。

魅力をもっとお伝えしたいのですが、私には難しいので、ぜひ森沢さんの作品をお読みください😌

実は、森沢さんの小説の感想をブログに書こうと、今までも1冊読む毎にトライしていたのですが、文章がまとまらずに挫折しました😅今回は、小説の題名だけでも伝えたくて書きました。

ほんと、書くって難しい💦読書ノート、書いているのに全然上達しません(笑)


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上達しないけど、2冊目に突入です(笑)

自分が体験してよかったことを伝えるには、伝える力も必要ですね。

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ちょうど今「バナナの魅力を100文字で伝えて下さい」という本を読んでいます。思ったことがもっと伝わるように、学んでいきたいと思います🙋

また涙が出るような小説に出会ったら、今度はもう少し伝わる文章を書きたいです😊

森沢明夫さんの作品、読んだことない方は、ぜひ一度読んでみてください。きっと、もっと読みたくなりますよ😆私ももっと読みたいです🎵